若くても「白内障」になる
「白内障(はくないしょう)」とは、目の水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気です。一般的には40歳前後で発症し、60歳をすぎると80%以上、80歳を過ぎるとほぼ100%の方に白内障の症状が認められるため、白内障は老化現象のひとつと思われていますが、実は若い人でも発症する可能性があり、早い方は10代でも発症することがあります。若い人に発症する白内障は「若年性白内障」といいますが、その発症原因は、糖尿病などの生活習慣病の合併症、アレルギーやアトピー性皮膚炎、怪我などがあげられます。アトピー性皮膚炎の治療薬として使われるステロイドが、発症のリスクを高めているとも考えられています。また近年では、スマートフォンやパソコンの使用頻度が高いことで発症することもあり、その特徴として片方の目だけ発症する片眼性の白内障が急増しています。若い人が白内障を発症すると症状が急激に進行します。見えづらくなって眼科を受診し、手術を考えようとしている1~2周間の間に水晶体が真っ白になってしまい、緊急手術を受けることになったというケースもあります。「物が二重に見える」「ぼやけて見える」「視界が霧がかって見える」「光がまぶしくなる」など、なんらかの支障を感じたらすぐに眼科を受診してください。
